こんにちは。
第一子目の出産は特に不安になりますよね。妊娠中はほかの方のブログを読みあさっていました。読んではより痛みへの恐怖が増して読まなきゃ良かったと思うこともありました。『あまり痛くありませんでした』というのを見ては前向きな気持ちになったり…本当に皆さんのブログに助けられました。この出産レポートはこれから出産する方たちのお役に立てればと思い書き綴っていきます。
今回は第一子編。
もしかして?
だんだんと暖くなっていく3月のある朝、まだ予定日まで1週間あるというのにその時が来た。朝7時頃に起きていつも通りトイレに行くとちょっとびっくり。『これがおしるしかな!?ついにこの時が来た、これからどんどん痛くなるの?お腹の子と会えるの?』と期待と不安が入り混じる。寝ている夫を急いで起こし、状況を報告。その後病院へ連絡すると診察に来てと言われる。
病院の診察時間になってから夫に運転してもらい車で向かう。徒歩5分くらいの場所でいつもは歩いて行く病院なのに、不思議な感覚。少しずつお腹の張りは来ているものの、初産婦だしまだまだということで一旦帰宅することになる。張りが5分おきにくるようになったら来るようにとの指示。
ひとりぼっち
夫は仕事があり一旦出社。『この間に生まれそうになったらどうするの!』とドキドキ。夕方には帰宅できると言われたけど不安で不安でたまらない。常に時計とにらめっこ。当時は6〜7年前。まだスマホは主流になっていなかったので、自分でメモをするしかなかったな。(ガラケー懐かしいですね。)
15時くらいに5分間隔になる。夫が帰宅するとの連絡。良かった、間に合った。
人生初の入院
夫が帰宅してから再度病院へ。そのまま入院することになる。陣痛室で過ごすことになる。個人産院で小規模なところではあったが、ほかの妊婦さんもいた。助産師2人に肩を持たれて陣痛室に移動して行くのを見て恐怖に陥る。
痛みに耐える
夕食の時間になる。夫が付き添ってくれていた。少しずつ痛みが増していき、食べるのが辛い。何とか完食する。NSTを付けて計測をしていたが、モニターを見ている夫が「今のタイミング痛いでしょ?」といちいち聞いてきて面倒になる。聞いてきても何にもならないから。黙ってろ、と言いたいのを我慢。
「長丁場になるね」との医者の言葉を信じて夫は帰宅。私は長くなる覚悟を決める。夜勤担当の助産師は1人。医者は自宅に帰ったらしい。この時点で20〜21時くらい。(ちょっと記憶が曖昧です。ごめんなさい。)
どんどん痛みが増していく。言いたくなくても「痛いよ!」と言ってしまう。助産師は新生児のお世話もあり、私にずっと付き添ってくれはしない。1人孤独に痛みに耐える。痛すぎて冷や汗。
我慢しきれず、ナースコール。子宮口ほぼ全開らしく分娩室に移動することになる。多分23時半くらいだったと思う。痛みで意識朦朧とする中、何とか夫に電話で連絡。分娩室の用意が整い、部屋を移動。助産師に体を預けながら歩くが、その助産師がちょっと年配の方のだったので、何だか申し訳なく遠慮がちに支えてもらう。夫が到着したようだった。
ついに
分娩台に上がりしばらくすると医者到着。やはり痛くて「痛い!痛い!」と叫び続ける。「痛いって言って言えるんだから余裕があるね。」だって。医者は男性だったので、痛いのを経験したこともないくせにそんなこと言うなよ、と言いたいのを我慢。指示に従いいきむ。すると、ショキーンという音が!初産婦は切られると聞いていたけど、本当に切られたよ。麻酔はされてないのに陣痛の痛みで切られた痛みは感じない。0:58誕生。その時は感動、嬉しいというよりも痛かったというのが正直なところ。
冷静さを取り戻す
それで終わりと思ったけど、切ったから縫わないといけない。麻酔はしたけれど正気に戻っているのでチクチク痛い。再び「痛い!」を繰り返す。
出産当日はゆっくりするようにという方針の産院。当日はあまりにだるく、食事とトイレと回診の時間以外は眠り、我が子をほとんど見ることもなく過ごした。子よごめんね。
最後に
私よりも壮絶な出産をしている方もいるだろうし、痛くなかったという方もいるので、あくまで『私の第一子目の出産』です。今回しっかり振り返ることができて当時の大変さと嬉しさがよみがえりました。
お読みいただきありがとうございました。
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